【スタンダード】青黒赤コントロール 翻訳記事
2012年2月29日 TCG全般 コメント (2)この前見付けたチャピンの弟子が使ったグリコンについての翻訳記事を発見!
どこに需要があるか解らないけど一応載せてみる。
引用元:http://helianthus.diarynote.jp/201202250259161231/
Prado-Redさんの記事より。
元記事:
http://www.starcitygames.com/magic/standard/23634_Grixis_Control_And_PT_Dark_Ascension_Highlights.html
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Grixis Control And PT Dark Assension Highlights by Reid Duke
良いMTGプレイヤーになるためには、自分に自信を持つことが重要だ。しかし、ときに自信は蛮勇にもなりうる。実際、自信という言葉が使われる際、必ずしもポジティブな面だけとは限らない。良いMTGプレイヤーは自信家であるが、もっと正確にいえば、彼らは傲岸不遜で意地っ張りなのだ。僕はそこまでではなく、ただの自信家でいい。
僕はかつて他人のリストをコピーしたことはないし、環境で最もポピュラーなデッキを使うことも滅多にない。僕の経験上、そうしたほうが良い結果を残しているということで、自分のデッキは自分で構築してきた。しかし、言うまでもないことだが、このやり方にはネガティブな面も存在する。すべてを自分でやるとは言うが、これは必ずしも難しいことではない。ほかのプレイヤーからのアドバイスを無視してしまうということは、自身の最高のツールを道具箱にしまったまま腐らせておくことに等しい。こんなのは、実にばかげたことだ。
ハワイでのPT闇の隆盛で、僕は素晴らしい機会を得ることができた。MTG史に残る最高のプレイヤーやデッキビルダー達のグループと共に過ごすことができたんだ。そのグループの中では僕は最年少で、それに未熟者だったから、(僕がいつもやっているように)自分の意見を他人に押し付けるようなことはせず、大人しく質問をする側に回った。僕はこの機会をプロツアーの成功のために活かしたかったが、同時にチームの一員としてデッキ構築の経験値を積みたかった。ありがたいことに、今回はそのどちらの目的も達成することができた。
グリクシスコントロール by Reid Duke PTホノルル38位
メインデッキ:
クリーチャー:5枚
1 真面目な身代わり
1 聖別されたスフィンクス
3 墓所のタイタン
スペル:28枚
2 ヴェールのリリアナ
1 ソリン・マルコフ
2 信仰なき物あさり
2 マナ漏出
2 破滅の刃
1 喉首狙い
4 捨て身の狂乱
1 古の遺恨
2 漸増爆弾
2 禁忌の錬金術
2 清純のタリスマン
2 金屑の嵐
2 死の支配の呪い
2 黒の太陽の頂点
1 青の太陽の頂点
土地:27枚
3 島
2 沼
3 山
4 闇滑りの岸
4 黒割れの崖
1 銅線の地溝
1 水没した地下墓地
1 竜髑髏の山頂
4 硫黄の滝
3 ゆらめく岩屋
サイドボード
2 虚無の呪文爆弾
1 漸増爆弾
1 先駆のゴーレム
1 死の支配の呪い
1 古えの遺恨
1 青の太陽の頂点
3 雲散霧消
1 マナ漏出
1 天啓の光
1 解放されたもの、カーン
1 血統の切断
1 金屑の嵐
僕らのチームの大多数はDelver-Spiritデッキを使うことに決めていたが、一方でPatrik Chapinと僕はグリクシスコントロールの方がプレイスタイル的にも経験的にも性に合っていると感じた。Patrikはグリクシスを駆って世界選手権・GPオーランドで素晴らしい結果を残していたから、デッキの基盤に関しては彼の胸を借りることにした。僕らは本戦でのメタゲームと、闇の隆盛のカードプールをどう活かすかについて語り合った。
≪信仰なき物あさり≫
太陽拳やケッシグでこのカードを使ってみて、これを僕らのデッキにも使ってみない手はないだろうと僕は感じた。これは、青黒コントロールに赤を足す最後のひと押しなった。GPオーランドでPatrikは序盤の動きをスムーズにするために≪思案≫を使ったが、≪物あさり≫はそれ以上の働きをしてくれる。このデッキにおける最序盤の動きは≪信仰なき物あさり≫と≪捨て身の狂乱≫に集約されるので、マナ基盤を少々、青から赤にシフトすることが可能になった。加えてマリガンが減ったし、≪金屑の嵐≫もプレイしやすくなった。このカードは僕がトーナメントで勝ち上がるために最も貢献してくれたカードだ。
≪物あさり≫はHumansや緑単ビートといった素直なビートダウンに対しても相性抜群だ。青黒コントロールでは、そういったデッキの驚異の量と質に対しての対処に四苦八苦するものだが、グリクシスはそれらのすべてに対処する必要がそもそも存在しない。ただ、6マナのフィニッシャーを出すまで生き残ればそれでいい。これはPatrikの言葉だが、
「最も大きな変化は、≪墓所のタイタン≫へシフトしたことだ。このデッキにおいて、こいつは一種のなんでも屋だ。アレが出ようがソレが出ようが、≪墓所のタイタン≫をプレイすりゃいい!除去、呪禁クリーチャー、デカブツ同士のダメージレース、その他のあらゆる脅威に対して、こいつを出すだけで優位に立つことができるんだぜ」
タイタンで勝つゲームにおいて、≪信仰なき物あさり≫以上のカードはない。土地を探し当てたり、≪清純のタリスマン≫や全体除去といった中盤をしのぐためのカード、そして臨機に応じて「ボム」を手に入れる機会を得ることができる。≪墓所のタイタン≫が手札の最後のカードであろうがなかろうが、大した問題はない。なぜなら、こいつだけであらゆるデッキをたたきつぶせるからだ。
≪信仰なき物あさり≫と≪捨て身の狂乱≫はフラッシュバック呪文を使う上でもグリクシスデッキにとっての大きな武器になる。ゲームが長期化しても、墓地を見ればいくらでもやれることがある!これらのカードが序盤の流れをスムーズにするためにいかに有用かを語ったが、さらにフラッシュバックすることができることでゲームが長期化してもその力を遺憾なく発揮してくれる。
最後に、≪信仰なき物あさり≫はデッキ構築ひいてはサイドボードの構築においても役に立ってくれる。このカードのお陰で、特定の状況下ではきわめて強力だが汎用性に欠けるようなカードを組み込むことが可能となっている。≪死の支配の呪い≫は現在のスタンダードのトップクラスのデッキの多くに対して刺さるが、純粋なコントロールデッキに対しては腐ってしまう。≪古えの遺恨≫はしばしば腐ってしまうものの、こいつがゲームをひっくり返してくれることもある。フラッシュバックが付いていることで、≪物あさり≫でこれらを捨てる動機にもなる。
≪信仰なき物あさり≫の2枚という枚数は、驚かれるだろうが適切な数だ。1回のゲーム内において、腐ってしまうカードやフラッシュバックのための余剰なマナがあることは滅多にないだろう。ときには、これらをサイドアウトしてしまうようなマッチアップも存在する(当然のことだが、サイド後は捨ててしまってもいいような死に札は減っているからだ)≪信仰なき物あさり≫は、しばしば腐り気味なカードやプレイが困難なカードをメインから投入するリスクを軽減してくれる。とはいえ、やりすぎは良くない。
≪天啓の光≫
これは緑マナでのフラッシュバック用だ。僕らのデッキは青赤黒だったから、流石に自重して一枚差しだけどね。
馬鹿げたことと思われるだろうが、≪天啓の光≫を加えたことはグリクシスにとって大きな追加で、これによっていくつかのマッチアップは大きく変化した。≪清浄の名誉≫のHumansや≪無形の美徳≫のTokensといったアンセムを使うデッキに対して、僕らは≪死の支配の呪い≫でゲームを支配することが可能になった。
コントロール同士の対決では得てして長期戦になってしまうものだが、≪天啓の光≫は≪忘却の輪≫からこちらのフィニッシャーを解放するために最高の働きをしてくれる。これはつまり、≪解放されたもの、カーン≫のようなカードをいったん通してしまえば、たとえ≪忘却の輪≫で農場送りにされたとしても、あとで格安で呼び戻すことができるんだ。
≪真面目な身代わり≫
ソーレンは僕のお勧めの一枚だ。ZEN-SOM期のスタンダードの末期に僕はMOのプレイヤー・オブ・ザ・イヤーの大会で青黒コントロールを使っていた。当時最もホットなデッキは緑単ビートで、≪ダングローブの長老≫、≪最後のトロール、スラーン≫、≪饗宴と飢餓の剣≫といったカードを中心とした…まあ要するに黒の単体除去を使う側にとっては悪夢のようなデッキだったんだ。しかし≪真面目な身代わり≫は、そのプランを完全に無視して、≪墓所のタイタン≫を唱えるための時間を与えてくれた。ソーレンはどんなサイズでも、どんなプロテクションのついたクリーチャーでもブロックしてくれるし、さらにはマナ加速やカードアドバンテージを与え、そして時間稼ぎまでしてくれる。僕がSCGオープンで緑単ビートが再び息を吹き返していると聞いた時、こいつを掘り出してもう一度使うことに決めたよ。グリクシスにおいて、ソーレンは土地基盤を整えM10ランドをアンタップ状態で出すことを可能にし、≪ソリン・マルコフ≫や≪青の太陽の頂点≫が難なくキャストできるようになる。
≪血統の切断≫
≪血統の切断≫は緑単ビートに対しての更なる武器だ。テストプレイでは、緑単ビートを使う側のプレイヤーは≪緑の太陽の頂点≫で次々と≪絡み根の霊≫をサーチして並べてくることが多い。≪血統の切断≫は複数のクリーチャーを除去できる可能性があるうえに、チートじみた不死クリーチャーを農場送りにしてしまうことができる。同様に、来たるGPバルティモアでは≪墓所這い≫と≪ゲラルフの伝書士≫を農場送りにする用途としての需要が高まるだろうね。
そしてこれはエキサイティングなシークレットテクなんだが、≪血統の切断≫は≪太陽のタイタン≫を使うコントロールデッキにも効くんだ。相手はリソースを駆使して、≪太陽のタイタン≫から≪幻影の像≫を釣り上げるコンボを決めようとすることだろう。だが、そんな相手のプランをたったの一撃で打ち砕いてしまうことができるんだ。その試合は長期戦になるだろうから、≪血統の切断≫がフラッシュバックで唱えられることも大きな決め手になることだろう。
最後に、このカードはHumansデッキの≪刃砦の英雄≫への素晴らしい解答になる。
・ホノルルでのハイライト
”革新者”Patrick Chapinが今度は何をやらかしてくれたと思う?プロツアーの前の数日の間に僕らが交わした会話を紹介しよう。
「Patrickさん、こんなものを入れるなんてどうかしてますよ!他のカウンター呪文か≪破滅の刃≫でも積んだ方がいいんじゃないですか?」
「Reid、俺を信じるんだ」
僕のキャラじゃないけど、ここは彼に従うことにした。そして、僕は≪ソリン・マルコフ≫、≪先駆のゴーレム≫、そして≪天啓の光≫の名をプロツアーのデッキリストにはっきりと書き込んだ。さらに僕は自らの性分を抑え、≪青の太陽の頂点≫をメインデッキに組み込むことにした。
≪ソリン・マルコフ≫
毎ターン撃てる≪不純な飢え≫がどれほど強力かは誰もがご存じのことだろう---ゼンディカーのリミテッドならね。この大会以前の僕は、≪ソリン・マルコフ≫がそれ以上の能力を持っているとはほとんど認識していなかったんだ!僕は今回のプロツアーで3回、こいつで勝利を決めた。
対ケッシグ戦で≪ソリン≫を出した時のことだが、続くターンで相手の≪タイタン≫が着地して殴り負けてしまう恐れがあった。そこで僕はソリンの-3能力で相手のライフを10にし、相手が≪墨蛾の生息地≫や≪ケッシグの狼の地≫の準備が整う前にゲームを決められるようにした。
他のマッチでは、≪ソリン≫は奇跡じみたものを僕にもたらしてくれた。僕の対戦相手のEsper-Delver使いは≪未練ある魂≫の飛行トークンで僕のライフを詰めてきたんだが、こちらは≪墓所のタイタン≫を着地させた。相手を殴り倒すには4回以上のアタックが必要だったが、ここで僕は≪ソリン≫をプレイして相手のライフを10にし、タイタンの一撃で勝利できるようにしてやった。残念ながらその時は相手が忠誠度が1残った≪イニストラードの君主、ソリン≫を出していたから、これを殴り倒してからでないと僕の≪ソリン≫を出すことができなかったんだけどね。
≪鍛えられた鋼≫デッキを相手にしたときは、≪ソリン≫を最速でプレイして相手のクリーチャーを殲滅しながらこちらのライフを安全圏まで引き上げることが可能になった。しかし、僕はまったく安泰というわけではなかった。なぜなら相手はそのうちに≪鍛えられた鋼≫を引いてしまうだろうし、≪墨蛾の生息地≫やカウンターが7個たまった≪忠実な軍勢の祭殿≫で僕を死に至らしめることができたからだ。そこで僕は≪ソリン≫の最終奥義の≪精神隷属機≫能力を使い、こちらの≪聖別されたスフィンクス≫に向かって≪墨蛾≫を特攻させ、さらに≪祭殿≫を起動してソーサリータイミングの≪黒の太陽の頂点≫で始末できるようにしてやった。そのあとは、コーラを買いに行かせてやったよw
≪先駆のゴーレム≫
僕の対戦相手のHumans使いはパーフェクトな流れで≪スレイベンの守護者、サリア≫、≪ミラディンの十字軍≫とプレイしてきた。≪サリア≫のせいでこちらの全体除去やカウンター呪文、ドロー呪文はどうしようもなく重くなってしまっていた。しかし僕はまだ、≪先駆のゴーレム≫は流れに沿って出すことができた。多くの白ウイニーがそうであるように、彼の除去は≪忘却の輪≫と≪悪鬼の狩人≫だけだったので≪先駆のゴーレム≫は場に生き残ってしまい、相手はアタックを渋らざるを得なくなり、≪刃砦の英雄≫を出してターンを返すことしかできなかった。おかげで僕は九死に一生を得ることができ、続いて≪聖別されたスフィンクス≫をプレイし、2枚の追加ドローを得、またもアタックを渋らせることができた。このとき相手は僕にアタックし、さらに追加の≪刃砦の英雄≫を着地させてきたんだが、≪スフィンクス≫のドローで既に除去呪文を引いていたので難なくこれを対処し、そのゲームを勝ち取ることができた。この奇跡的な大逆転はすべて≪先駆のゴーレム≫--現在の環境で、この状況から僕を救い出すことができたただ一つのカード--から始まったことだ。
≪青の太陽の頂点≫
僕は≪タイタン≫か≪スフィンクス≫さえプレイできればいいと思っていた。なぜなら、こいつらがクリーチャーデッキに対してどれだけ制圧力を発揮するかを知っているからだ。しかしPatrickは「ボム」スペルを散らすことを提案してきた。
イリュージョンデッキと当たった時のことだが、マナフラッドに陥ってしまったことがあった。相手は明らかに手札にカウンター呪文をため込んでいた。相手は一体だか二体だかのクリーチャーでこちらを突っついてくるが、こちらは≪清純のタリスマン≫で毎ターン2点回復しながら土地を置き続ける、という展開だった。相手がそこから脅威を追加して来ようものなら、こちらは身を守るために全体除去を唱えることができた。だが、このゲームのカギとなったカードは、既に≪ギタクシア派の調査≫で相手も知るところとなっていた≪青の太陽の頂点≫だった。相手はタップアウトしたり、カウンターを切らすことは絶対に許されなかった。なぜなら、≪頂点≫が通ってしまえばゲームが速やかに終わってしまうからだ。長い長いにらみ合いの末、僕はマナベースで圧倒的優位に立ち、≪マナ漏出≫を手に入れ、相手が4マナまでタップアウトするのを待った。そこで僕は5マナを残して6マナで≪頂点≫を唱えた。まずそれは≪マナ漏出≫されたが僕は追加コストを支払い、またも≪マナ漏出≫が飛んできたが今度はこれを≪マナ漏出≫し返してやった。そのカウンター合戦を制した後は、ゲームはすぐに決した。
5色コントロールデッキと当たった時は、長期戦に持ち込まれた末に≪太陽のタイタン≫と≪ワームとぐろエンジン≫を前にすることになってしまった。僕はこちらのマナ数--14マナ--と相手のライブラリー枚数--12枚--を確認した。相手をライブラリーアウトさせることはできない、しかしあと一回のアタックを受ければ僕は負けてしまうだろうという状況だった。そこで僕はX=7で≪頂点≫を僕自身に撃ち、≪破滅の刃≫を引いて生存を図ることができた。
≪天啓の光≫
また、≪天啓の光≫を引いてきたお陰で勝利を得たこともあった。≪忘却の輪≫を破壊して≪ソリン・マルコフ≫を解放し、さらにフラッシュバックで≪スフィンクス≫も解き放ってやった。そこで相手はすぐに投了を宣言し、続く第3ゲームでは土地事故を起こしてしまい、早々に殴り勝つことができた。
どうだい?これが今回Patrick Chapinがやらかしてくれた事だ!「一人で考えるより良かった」なんてのは過小評価だ。彼の才能と経験にかかれば、目をもう一つ得たようなものだ。Delverデッキに対しての≪清純のタリスマン≫の強さや、≪ソリン・マルコフ≫が≪墓所のタイタン≫での一撃死をサポートしてくれるなんてことは、僕では気づくことができなかっただろう。Humansデッキに対して≪先駆のゴーレム≫を入れようだとか、グリクシスデッキに≪天啓の光≫を突っ込もうなんて、絶対に思いつかなかったしね。
自分の檻に閉じこもっていないで、他人の意見に耳を傾けるべきだ。自信は大事なものだが、そのせいでプレイヤーとして成長するチャンスを逃すようなことがあってはならない。
・グリクシスのこれから
もし僕がグリクシスコントロールにとっての現環境のトップクラスのデッキに対しての勝率を並べたとしても、対して驚かれないことだろう。だがこのデッキは不可解なポテンシャルを秘めており、トーナメントでのソリューションになりうる。グリクシス使いは滅多にマリガンを強いられることはない(僕は一度もマリガンをしていないんだぜ!)し、マナスクリューもマナフラッドもあり得ないし、そして多くの勝利のチャンスがある。
僕らはグリクシスを主にDelverに対するヘイトデッキとして選択したし、Humansやケッシグに対しては不利であろうと考えていた。しかし、僕が9回対戦した中で当たったDelverデッキはイリュージョン(先に述べたやつ)だけで、それにも関らず7-2の成績を残すことができた(最終試合はIDだ)。
僕は青黒コントロールが今日のスタンダードにおいて良いものになるだろうと考えている。そして、来たるGPボルティモアではその類のデッキを使おうと思っている。とりわけグリクシスは素晴らしい選択だ。現環境のクリーチャーデッキと戦い抜くために必要な様々な武器が揃っているからね。そして、長期戦になった際にゲームを決める力があるということはあらゆるシチュエーションにおいて心強いことだ。
グリクシスに興味を持った諸君。僕は諸君に、この記事からChapin御大が4か月前から書いてきた記事すべてにリンクを張ることをお勧めするよ!コメント欄で何か質問があれば、喜んで答えるよ。
どこに需要があるか解らないけど一応載せてみる。
引用元:http://helianthus.diarynote.jp/201202250259161231/
Prado-Redさんの記事より。
元記事:
http://www.starcitygames.com/magic/standard/23634_Grixis_Control_And_PT_Dark_Ascension_Highlights.html
-------------------------------------------------------------
Grixis Control And PT Dark Assension Highlights by Reid Duke
良いMTGプレイヤーになるためには、自分に自信を持つことが重要だ。しかし、ときに自信は蛮勇にもなりうる。実際、自信という言葉が使われる際、必ずしもポジティブな面だけとは限らない。良いMTGプレイヤーは自信家であるが、もっと正確にいえば、彼らは傲岸不遜で意地っ張りなのだ。僕はそこまでではなく、ただの自信家でいい。
僕はかつて他人のリストをコピーしたことはないし、環境で最もポピュラーなデッキを使うことも滅多にない。僕の経験上、そうしたほうが良い結果を残しているということで、自分のデッキは自分で構築してきた。しかし、言うまでもないことだが、このやり方にはネガティブな面も存在する。すべてを自分でやるとは言うが、これは必ずしも難しいことではない。ほかのプレイヤーからのアドバイスを無視してしまうということは、自身の最高のツールを道具箱にしまったまま腐らせておくことに等しい。こんなのは、実にばかげたことだ。
ハワイでのPT闇の隆盛で、僕は素晴らしい機会を得ることができた。MTG史に残る最高のプレイヤーやデッキビルダー達のグループと共に過ごすことができたんだ。そのグループの中では僕は最年少で、それに未熟者だったから、(僕がいつもやっているように)自分の意見を他人に押し付けるようなことはせず、大人しく質問をする側に回った。僕はこの機会をプロツアーの成功のために活かしたかったが、同時にチームの一員としてデッキ構築の経験値を積みたかった。ありがたいことに、今回はそのどちらの目的も達成することができた。
グリクシスコントロール by Reid Duke PTホノルル38位
メインデッキ:
クリーチャー:5枚
1 真面目な身代わり
1 聖別されたスフィンクス
3 墓所のタイタン
スペル:28枚
2 ヴェールのリリアナ
1 ソリン・マルコフ
2 信仰なき物あさり
2 マナ漏出
2 破滅の刃
1 喉首狙い
4 捨て身の狂乱
1 古の遺恨
2 漸増爆弾
2 禁忌の錬金術
2 清純のタリスマン
2 金屑の嵐
2 死の支配の呪い
2 黒の太陽の頂点
1 青の太陽の頂点
土地:27枚
3 島
2 沼
3 山
4 闇滑りの岸
4 黒割れの崖
1 銅線の地溝
1 水没した地下墓地
1 竜髑髏の山頂
4 硫黄の滝
3 ゆらめく岩屋
サイドボード
2 虚無の呪文爆弾
1 漸増爆弾
1 先駆のゴーレム
1 死の支配の呪い
1 古えの遺恨
1 青の太陽の頂点
3 雲散霧消
1 マナ漏出
1 天啓の光
1 解放されたもの、カーン
1 血統の切断
1 金屑の嵐
僕らのチームの大多数はDelver-Spiritデッキを使うことに決めていたが、一方でPatrik Chapinと僕はグリクシスコントロールの方がプレイスタイル的にも経験的にも性に合っていると感じた。Patrikはグリクシスを駆って世界選手権・GPオーランドで素晴らしい結果を残していたから、デッキの基盤に関しては彼の胸を借りることにした。僕らは本戦でのメタゲームと、闇の隆盛のカードプールをどう活かすかについて語り合った。
≪信仰なき物あさり≫
太陽拳やケッシグでこのカードを使ってみて、これを僕らのデッキにも使ってみない手はないだろうと僕は感じた。これは、青黒コントロールに赤を足す最後のひと押しなった。GPオーランドでPatrikは序盤の動きをスムーズにするために≪思案≫を使ったが、≪物あさり≫はそれ以上の働きをしてくれる。このデッキにおける最序盤の動きは≪信仰なき物あさり≫と≪捨て身の狂乱≫に集約されるので、マナ基盤を少々、青から赤にシフトすることが可能になった。加えてマリガンが減ったし、≪金屑の嵐≫もプレイしやすくなった。このカードは僕がトーナメントで勝ち上がるために最も貢献してくれたカードだ。
≪物あさり≫はHumansや緑単ビートといった素直なビートダウンに対しても相性抜群だ。青黒コントロールでは、そういったデッキの驚異の量と質に対しての対処に四苦八苦するものだが、グリクシスはそれらのすべてに対処する必要がそもそも存在しない。ただ、6マナのフィニッシャーを出すまで生き残ればそれでいい。これはPatrikの言葉だが、
「最も大きな変化は、≪墓所のタイタン≫へシフトしたことだ。このデッキにおいて、こいつは一種のなんでも屋だ。アレが出ようがソレが出ようが、≪墓所のタイタン≫をプレイすりゃいい!除去、呪禁クリーチャー、デカブツ同士のダメージレース、その他のあらゆる脅威に対して、こいつを出すだけで優位に立つことができるんだぜ」
タイタンで勝つゲームにおいて、≪信仰なき物あさり≫以上のカードはない。土地を探し当てたり、≪清純のタリスマン≫や全体除去といった中盤をしのぐためのカード、そして臨機に応じて「ボム」を手に入れる機会を得ることができる。≪墓所のタイタン≫が手札の最後のカードであろうがなかろうが、大した問題はない。なぜなら、こいつだけであらゆるデッキをたたきつぶせるからだ。
≪信仰なき物あさり≫と≪捨て身の狂乱≫はフラッシュバック呪文を使う上でもグリクシスデッキにとっての大きな武器になる。ゲームが長期化しても、墓地を見ればいくらでもやれることがある!これらのカードが序盤の流れをスムーズにするためにいかに有用かを語ったが、さらにフラッシュバックすることができることでゲームが長期化してもその力を遺憾なく発揮してくれる。
最後に、≪信仰なき物あさり≫はデッキ構築ひいてはサイドボードの構築においても役に立ってくれる。このカードのお陰で、特定の状況下ではきわめて強力だが汎用性に欠けるようなカードを組み込むことが可能となっている。≪死の支配の呪い≫は現在のスタンダードのトップクラスのデッキの多くに対して刺さるが、純粋なコントロールデッキに対しては腐ってしまう。≪古えの遺恨≫はしばしば腐ってしまうものの、こいつがゲームをひっくり返してくれることもある。フラッシュバックが付いていることで、≪物あさり≫でこれらを捨てる動機にもなる。
≪信仰なき物あさり≫の2枚という枚数は、驚かれるだろうが適切な数だ。1回のゲーム内において、腐ってしまうカードやフラッシュバックのための余剰なマナがあることは滅多にないだろう。ときには、これらをサイドアウトしてしまうようなマッチアップも存在する(当然のことだが、サイド後は捨ててしまってもいいような死に札は減っているからだ)≪信仰なき物あさり≫は、しばしば腐り気味なカードやプレイが困難なカードをメインから投入するリスクを軽減してくれる。とはいえ、やりすぎは良くない。
≪天啓の光≫
これは緑マナでのフラッシュバック用だ。僕らのデッキは青赤黒だったから、流石に自重して一枚差しだけどね。
馬鹿げたことと思われるだろうが、≪天啓の光≫を加えたことはグリクシスにとって大きな追加で、これによっていくつかのマッチアップは大きく変化した。≪清浄の名誉≫のHumansや≪無形の美徳≫のTokensといったアンセムを使うデッキに対して、僕らは≪死の支配の呪い≫でゲームを支配することが可能になった。
コントロール同士の対決では得てして長期戦になってしまうものだが、≪天啓の光≫は≪忘却の輪≫からこちらのフィニッシャーを解放するために最高の働きをしてくれる。これはつまり、≪解放されたもの、カーン≫のようなカードをいったん通してしまえば、たとえ≪忘却の輪≫で農場送りにされたとしても、あとで格安で呼び戻すことができるんだ。
≪真面目な身代わり≫
ソーレンは僕のお勧めの一枚だ。ZEN-SOM期のスタンダードの末期に僕はMOのプレイヤー・オブ・ザ・イヤーの大会で青黒コントロールを使っていた。当時最もホットなデッキは緑単ビートで、≪ダングローブの長老≫、≪最後のトロール、スラーン≫、≪饗宴と飢餓の剣≫といったカードを中心とした…まあ要するに黒の単体除去を使う側にとっては悪夢のようなデッキだったんだ。しかし≪真面目な身代わり≫は、そのプランを完全に無視して、≪墓所のタイタン≫を唱えるための時間を与えてくれた。ソーレンはどんなサイズでも、どんなプロテクションのついたクリーチャーでもブロックしてくれるし、さらにはマナ加速やカードアドバンテージを与え、そして時間稼ぎまでしてくれる。僕がSCGオープンで緑単ビートが再び息を吹き返していると聞いた時、こいつを掘り出してもう一度使うことに決めたよ。グリクシスにおいて、ソーレンは土地基盤を整えM10ランドをアンタップ状態で出すことを可能にし、≪ソリン・マルコフ≫や≪青の太陽の頂点≫が難なくキャストできるようになる。
≪血統の切断≫
≪血統の切断≫は緑単ビートに対しての更なる武器だ。テストプレイでは、緑単ビートを使う側のプレイヤーは≪緑の太陽の頂点≫で次々と≪絡み根の霊≫をサーチして並べてくることが多い。≪血統の切断≫は複数のクリーチャーを除去できる可能性があるうえに、チートじみた不死クリーチャーを農場送りにしてしまうことができる。同様に、来たるGPバルティモアでは≪墓所這い≫と≪ゲラルフの伝書士≫を農場送りにする用途としての需要が高まるだろうね。
そしてこれはエキサイティングなシークレットテクなんだが、≪血統の切断≫は≪太陽のタイタン≫を使うコントロールデッキにも効くんだ。相手はリソースを駆使して、≪太陽のタイタン≫から≪幻影の像≫を釣り上げるコンボを決めようとすることだろう。だが、そんな相手のプランをたったの一撃で打ち砕いてしまうことができるんだ。その試合は長期戦になるだろうから、≪血統の切断≫がフラッシュバックで唱えられることも大きな決め手になることだろう。
最後に、このカードはHumansデッキの≪刃砦の英雄≫への素晴らしい解答になる。
・ホノルルでのハイライト
”革新者”Patrick Chapinが今度は何をやらかしてくれたと思う?プロツアーの前の数日の間に僕らが交わした会話を紹介しよう。
「Patrickさん、こんなものを入れるなんてどうかしてますよ!他のカウンター呪文か≪破滅の刃≫でも積んだ方がいいんじゃないですか?」
「Reid、俺を信じるんだ」
僕のキャラじゃないけど、ここは彼に従うことにした。そして、僕は≪ソリン・マルコフ≫、≪先駆のゴーレム≫、そして≪天啓の光≫の名をプロツアーのデッキリストにはっきりと書き込んだ。さらに僕は自らの性分を抑え、≪青の太陽の頂点≫をメインデッキに組み込むことにした。
≪ソリン・マルコフ≫
毎ターン撃てる≪不純な飢え≫がどれほど強力かは誰もがご存じのことだろう---ゼンディカーのリミテッドならね。この大会以前の僕は、≪ソリン・マルコフ≫がそれ以上の能力を持っているとはほとんど認識していなかったんだ!僕は今回のプロツアーで3回、こいつで勝利を決めた。
対ケッシグ戦で≪ソリン≫を出した時のことだが、続くターンで相手の≪タイタン≫が着地して殴り負けてしまう恐れがあった。そこで僕はソリンの-3能力で相手のライフを10にし、相手が≪墨蛾の生息地≫や≪ケッシグの狼の地≫の準備が整う前にゲームを決められるようにした。
他のマッチでは、≪ソリン≫は奇跡じみたものを僕にもたらしてくれた。僕の対戦相手のEsper-Delver使いは≪未練ある魂≫の飛行トークンで僕のライフを詰めてきたんだが、こちらは≪墓所のタイタン≫を着地させた。相手を殴り倒すには4回以上のアタックが必要だったが、ここで僕は≪ソリン≫をプレイして相手のライフを10にし、タイタンの一撃で勝利できるようにしてやった。残念ながらその時は相手が忠誠度が1残った≪イニストラードの君主、ソリン≫を出していたから、これを殴り倒してからでないと僕の≪ソリン≫を出すことができなかったんだけどね。
≪鍛えられた鋼≫デッキを相手にしたときは、≪ソリン≫を最速でプレイして相手のクリーチャーを殲滅しながらこちらのライフを安全圏まで引き上げることが可能になった。しかし、僕はまったく安泰というわけではなかった。なぜなら相手はそのうちに≪鍛えられた鋼≫を引いてしまうだろうし、≪墨蛾の生息地≫やカウンターが7個たまった≪忠実な軍勢の祭殿≫で僕を死に至らしめることができたからだ。そこで僕は≪ソリン≫の最終奥義の≪精神隷属機≫能力を使い、こちらの≪聖別されたスフィンクス≫に向かって≪墨蛾≫を特攻させ、さらに≪祭殿≫を起動してソーサリータイミングの≪黒の太陽の頂点≫で始末できるようにしてやった。そのあとは、コーラを買いに行かせてやったよw
≪先駆のゴーレム≫
僕の対戦相手のHumans使いはパーフェクトな流れで≪スレイベンの守護者、サリア≫、≪ミラディンの十字軍≫とプレイしてきた。≪サリア≫のせいでこちらの全体除去やカウンター呪文、ドロー呪文はどうしようもなく重くなってしまっていた。しかし僕はまだ、≪先駆のゴーレム≫は流れに沿って出すことができた。多くの白ウイニーがそうであるように、彼の除去は≪忘却の輪≫と≪悪鬼の狩人≫だけだったので≪先駆のゴーレム≫は場に生き残ってしまい、相手はアタックを渋らざるを得なくなり、≪刃砦の英雄≫を出してターンを返すことしかできなかった。おかげで僕は九死に一生を得ることができ、続いて≪聖別されたスフィンクス≫をプレイし、2枚の追加ドローを得、またもアタックを渋らせることができた。このとき相手は僕にアタックし、さらに追加の≪刃砦の英雄≫を着地させてきたんだが、≪スフィンクス≫のドローで既に除去呪文を引いていたので難なくこれを対処し、そのゲームを勝ち取ることができた。この奇跡的な大逆転はすべて≪先駆のゴーレム≫--現在の環境で、この状況から僕を救い出すことができたただ一つのカード--から始まったことだ。
≪青の太陽の頂点≫
僕は≪タイタン≫か≪スフィンクス≫さえプレイできればいいと思っていた。なぜなら、こいつらがクリーチャーデッキに対してどれだけ制圧力を発揮するかを知っているからだ。しかしPatrickは「ボム」スペルを散らすことを提案してきた。
イリュージョンデッキと当たった時のことだが、マナフラッドに陥ってしまったことがあった。相手は明らかに手札にカウンター呪文をため込んでいた。相手は一体だか二体だかのクリーチャーでこちらを突っついてくるが、こちらは≪清純のタリスマン≫で毎ターン2点回復しながら土地を置き続ける、という展開だった。相手がそこから脅威を追加して来ようものなら、こちらは身を守るために全体除去を唱えることができた。だが、このゲームのカギとなったカードは、既に≪ギタクシア派の調査≫で相手も知るところとなっていた≪青の太陽の頂点≫だった。相手はタップアウトしたり、カウンターを切らすことは絶対に許されなかった。なぜなら、≪頂点≫が通ってしまえばゲームが速やかに終わってしまうからだ。長い長いにらみ合いの末、僕はマナベースで圧倒的優位に立ち、≪マナ漏出≫を手に入れ、相手が4マナまでタップアウトするのを待った。そこで僕は5マナを残して6マナで≪頂点≫を唱えた。まずそれは≪マナ漏出≫されたが僕は追加コストを支払い、またも≪マナ漏出≫が飛んできたが今度はこれを≪マナ漏出≫し返してやった。そのカウンター合戦を制した後は、ゲームはすぐに決した。
5色コントロールデッキと当たった時は、長期戦に持ち込まれた末に≪太陽のタイタン≫と≪ワームとぐろエンジン≫を前にすることになってしまった。僕はこちらのマナ数--14マナ--と相手のライブラリー枚数--12枚--を確認した。相手をライブラリーアウトさせることはできない、しかしあと一回のアタックを受ければ僕は負けてしまうだろうという状況だった。そこで僕はX=7で≪頂点≫を僕自身に撃ち、≪破滅の刃≫を引いて生存を図ることができた。
≪天啓の光≫
また、≪天啓の光≫を引いてきたお陰で勝利を得たこともあった。≪忘却の輪≫を破壊して≪ソリン・マルコフ≫を解放し、さらにフラッシュバックで≪スフィンクス≫も解き放ってやった。そこで相手はすぐに投了を宣言し、続く第3ゲームでは土地事故を起こしてしまい、早々に殴り勝つことができた。
どうだい?これが今回Patrick Chapinがやらかしてくれた事だ!「一人で考えるより良かった」なんてのは過小評価だ。彼の才能と経験にかかれば、目をもう一つ得たようなものだ。Delverデッキに対しての≪清純のタリスマン≫の強さや、≪ソリン・マルコフ≫が≪墓所のタイタン≫での一撃死をサポートしてくれるなんてことは、僕では気づくことができなかっただろう。Humansデッキに対して≪先駆のゴーレム≫を入れようだとか、グリクシスデッキに≪天啓の光≫を突っ込もうなんて、絶対に思いつかなかったしね。
自分の檻に閉じこもっていないで、他人の意見に耳を傾けるべきだ。自信は大事なものだが、そのせいでプレイヤーとして成長するチャンスを逃すようなことがあってはならない。
・グリクシスのこれから
もし僕がグリクシスコントロールにとっての現環境のトップクラスのデッキに対しての勝率を並べたとしても、対して驚かれないことだろう。だがこのデッキは不可解なポテンシャルを秘めており、トーナメントでのソリューションになりうる。グリクシス使いは滅多にマリガンを強いられることはない(僕は一度もマリガンをしていないんだぜ!)し、マナスクリューもマナフラッドもあり得ないし、そして多くの勝利のチャンスがある。
僕らはグリクシスを主にDelverに対するヘイトデッキとして選択したし、Humansやケッシグに対しては不利であろうと考えていた。しかし、僕が9回対戦した中で当たったDelverデッキはイリュージョン(先に述べたやつ)だけで、それにも関らず7-2の成績を残すことができた(最終試合はIDだ)。
僕は青黒コントロールが今日のスタンダードにおいて良いものになるだろうと考えている。そして、来たるGPボルティモアではその類のデッキを使おうと思っている。とりわけグリクシスは素晴らしい選択だ。現環境のクリーチャーデッキと戦い抜くために必要な様々な武器が揃っているからね。そして、長期戦になった際にゲームを決める力があるということはあらゆるシチュエーションにおいて心強いことだ。
グリクシスに興味を持った諸君。僕は諸君に、この記事からChapin御大が4か月前から書いてきた記事すべてにリンクを張ることをお勧めするよ!コメント欄で何か質問があれば、喜んで答えるよ。
コメント
どちらも単体でしか出さないですもんね^^;